冷凍食品のパック詰めの仕事
冷凍食品のパック詰めの仕事といえば冷凍庫のようなすごく寒いところで仕事をする、などというキツイ仕事なのでは?と思ってしまいがちなのですが、意外と普通の製造の仕事と変わらなかったりします。
冷凍食品のパック詰めの仕事の詳細冷凍食品原料(フルーツや野菜)の小分けパック詰め作業または冷凍調理食品の小分けパック詰め作業になります。
冷凍食品原料であれば小分けのフルーツや野菜がスーパーやコンビニなどですぐ手に入りますし、冷凍調理食品であれば料理されたものが温めればすぐ美味しく食べられるのでとても便利です。
その便利さや衛生面の高さもあって冷凍食品の需要は高くなっています。冷凍食品をあつかう仕事というと冷凍された商品を溶かしてはいけないので暖かい環境では仕事ができないというのはあります。
商品を保存しておくのは冷凍庫ですが、作業自体は涼しい程度の場所で、溶ける前に商品を冷凍庫にしまってしまうという形になります。
冷凍食品が溶けるまでには商品にもよりますが10分ほどかかります。
商品が溶けるときには、商品にしもがかかって白くなり、商品が溶けて柔らかい状態になります。商品が溶けてしまうと、冷凍食品が解凍されたという状態になりますので、冷凍食品の商品としては使い物にならなくなります。
この商品にしもがかかって白くなる前に作業をしてしまい、商品を冷凍庫にしまってしまえば良いということになります。
僕自身、冷凍食品原料のパック詰めの仕事をしていました。
原料の冷凍庫からの出し入れや包装機のオペレート作業または手作業の配置、製函機(箱詰め機械)の設定や出来上がった製品の冷凍庫への保管などの作業をしていました。
原料をしまっておくところと、できあがった商品を保管しておくところは冷凍庫ですので寒いです。
冷凍庫の温度はー18℃でした。でも冷凍庫に入るのは、原料を出したり商品を保管したりする運搬の時間くらいですので、3~5分くらいです。
3~5分くらいでしたら普通の作業服でも大丈夫です。冬場の工場内が冷えているときは作業服の下にインナーを着るくらいです。
冷凍庫の中に入って作業するときは上着を着て作業しますが、実際にラインに入っての作業のときは他の工場での服装とそんなに大きくは変わりません、
夏場の外が暑い時期などは工場内は快適です。でも外気との気温の差が大きいので体調管理に気をつけましょう。
これは身体が慣れれば大丈夫です。外気との差が大きいということで、結露がすごいときがあります。
壁や天井が結露して床がビショビショになったり、天井から水滴が落ちてきて商品や包装のダンボールなど濡れたりしないように気を付けなければいけません。
そして、水滴が商品に入ったりすると衛生的に問題ですので絶対にないようにします。
もし、そのような良くないことがあった場合はすぐに上司に報告して、対策をとってもらうようにします。
また、夏場は工場内も暖かくなりがちですので、商品にしもがついたり溶けたりする時間が早いです。
そういう場合も上司に報告して作業方法を見直してもらう必要があります。
冬場の場合は逆に原料がカチコチに凍って塊になっているとうまく作業が進みません。
製品を触って作業するときは手が赤くなってしまうので手袋を二重にして作業をするなど考えなければいけません。
工場はわりと黙々と作業することが多いですが、不具合があったらすぐに上司に報告をしたりして、必要なコミュニケーションは必ずとっていかなければいけません。
まとめ
冷凍食品のパック詰めの仕事は商品の冷凍庫への出し入れなど温度管理がしっかりできていれば普通の食品のパック詰めとあまり変わらない作業になります。